昔、ある国のお姫様が、森の奥にある泉のほとりへ、一人で遊びに行きました。 「それでは ボクの およめさんになってケロ」 |
お姫様は、薄気味悪いカエルとの約束を守るつもりなどなかったので、お城へと逃げ帰りました。だけどカエルは、お姫様を追って、お城へとやってきたのです。 「ひめや ドレスは どうしたんだい?」 |
お姫様は渋々言いつけを守って、カエルと一緒に暮らすことになりました。カエルが一緒に遊びたいと言えば、一緒に遊びました。 カエルは、お姫様と同じテーブルで食事もしました。 「あ~~~ん」 |
そして、とうとう、お姫様と同じベッドで寝ると言い出したのです。 「きゃあ~~~~~っ」 お姫様は思わず、ベッドに入ろうとしたカエルをつかむと、壁に投げつけました。 |
すると、どうでしょう。 「くるしゅーないぞ」 カエルの正体は、魔法使いに体を変えられた、とある国の王子だったのです。そして、その魔法を解くためには、お姫様の力が必要だったのでした。 元の姿に戻ることのできた王子様は喜んで、お姫様を妃に迎えました。そして、二人は末永く幸せに暮らしたのでした。 |
「いやぁ~~~~んっ(号泣) とっとと でていってー!」
「ボクだって こんな
ひめとは けっこんしたくない! いずみに もどるケロ!」
「ええ? かえっちゃうの?」
「かえるの? おうじさま」
めでたしめでたし
「……ところで…、今回、アー坊の出番ってどうなってんの?」
「あ~、はずれクジ引いたらしいよ」
「ちくしょー! |
(2004.9.16)
似合いすぎてシャレにならない……