道草のうた ~幻の こおろぎ'73オリジナル曲~

 こおろぎ'73がデビューしたての頃、お世話になった放送作家の方がいらしゃったそうです。その方が作詞をし、和田昭治先生が作曲された歌があったのだそうです。「いい曲だったんだけど、タイミングが合わずに、レコード化されなかったオリジナル曲」ということで「道草のうた」が紹介されました。放送作家の方の名前が出てこなかったのが残念です。
 ちなみに、その時、こおろぎ女たちの頭をよぎった名前は「クロード・ダン」でした。デビュー曲「花咲じいさん」、「ホッホの人生」や「とびたいタマゴ」の作詞をされた方で、それ以外の歌では、牧伸二さんの「チラチラソング」と「むすんでひらいて」でしかお名前を拝見したことがないという…私の中では謎な存在の方なんですけどね(^^;) いやはや、その5曲とも全て、作曲が和田先生だったので、もしや関係あるのかなあと思ったわけですが…謎です。
 脱線しました。
 この歌は、さとさんはギターを置かれ、バック・ミュージックに乗せて歌われました。サビの部分からは岸さんのソロで、残るお2人がコーラスでした。多分ここは3人でのコーラスなんだろうなあと思いつつ聴いていました。岸さんは昔と変わらず(といっても、数々の歌はごく最近になって聴いたので、そんなに時代を経た感覚はないんですが)素朴な温もりをもった歌声で、とってもステキでした!
 この歌は初めて聴くものだったし、音源が発売されていないということもあって、絶対に歌詞もメロディーも覚えて帰ろうと必死だったんですが……、今現在、メロディーはおろか歌詞さえもあやふやになってしまっています。途中まで…ライブが終わるちょっと前ぐらいまでは覚えていたんですけどね(倒) またいつか、聴ける機会がありますように…(涙)
 そうそう…、一番最後の「や~まだくん♪」という歌詞を聞いて、また山田かーっ…と思ったのは私だけではなかったみたいです(笑) ここだけは妙に印象的で、こおろぎ女全員覚えていたのでした。ああ、山田くん賛歌が多すぎる~(羨)

「メンバー紹介」
 この後、メンバー紹介が入ったんですが、子ども番組ではこんな風にやっていたんですよ…という紹介も兼ねて(?)、それぞれをニックネームで呼んでみることになりました。
 最初は岸さん。「タツヤとかタッちゃんと呼ばれていたんで、みなさん、”タッちゃん”と呼んでみてください」ということで、みんなで声を合わせて言いました。「タッちゃ~~ん」!! そうしたら岸さんが「はあい~」
 きゃ~~~~~~っ(照)
 次に津島さん。「アー坊は、名前のどこにも”あ”が入ってないんだけれど、子どもの頃からアー坊って呼ばれていたのでアー坊」ということで、せ~のっ、で「ア~坊~~っ」! 津島さんが「はーい」
 うわ~~~い(嬉)
 こんな鼻血ブーな展開が、パンポロリンの頃には毎回あったのかと思うと、見ていなかったことが(覚えてなかったことが?)悔しくてたまりませんでした(苦笑)
 続いて、岸さんがマイクをとって、さっきから くっちゃべっている男がバンマスのさとさんだと紹介をしました。時間が押していると釘を刺しつつ、それでも、「せっかくなので、”さとくん”と呼んでやったら返事をすると思います」と、しっかりニックネーム・ネタを振ってくれたのでした(笑)
 そして、みんなで一緒に「さとぅく~ん」!? なんだかバラバラになってしまいました。さとさんは顔をしかめて「揃ってねぇなー、練習が足りない! もう一回!」 まるで、いかりや長介さんからのようなダメ出しをされてしまいました(苦笑)岸さんからの「”う”って伸ばしがちなんだけれど、”さとう”じゃなくて短く”さと”です」というアドバイスを受けて、もう一度「さとく~~~ん」!!!
 そうしたら、「あいよっ!」ですって(爆) 岸さんも津島さんも何もおっしゃらなかったけれど、視線でしっかりと「そんな返事アリかよー」と、ツッコミ入れていたような気がします(笑) 先のお2人が頑張って歌のお兄さんっぽく返事してくれたというのに、んもー、さとさんったら、照れ屋さん!(<おい)

(2003.9.26)



シング・アウト ~みんなで歌おう「カエルのうた」~

 今回のライブで、×おろぎ'03は前座でした。
 前座の役割というのは、会場を温めて次に渡すこと…ということで、全員で歌を歌うことになりました。その前から、すでに会場は温まっていたような気がしたんですけどね(笑)
 皆さん知っていると思いますが…と、「カエルのうた」を思い思いのキーで歌い始める×おろぎ'03。「キーぐらい合わせよう」としきりなおしてました。
 さとさんが歌詞をひととおり言った後、みんなで輪唱することになりました。これ、子ども番組の話題の流れで自然と繋がって…というか意図的に繋がれた展開です。上手いですよねえ…(笑)
 問題はグループ分けです。
 ×おろぎ'03の3人の中から、好きな人のグループに入ってくれ…という、さとさんの提案に、「ムリムリムリ…。ぜぇ~~~~たいに選べないよ~~~」と動揺する こおろぎ女達…。心の中でジタバタしているうちに、「じゃあ、アー坊のグループの人ぉ~?」って、さとさんが訊くんです。そんな質問、拷問じゃないですか(汗) 頭の中では「ひ~(汗)」とか「うわ~ん(涙)」とか思っていたんですが、結局は反応できなかった私でした。しかも、会場の誰も手をあげないし(爆) でしょ!? みんな、やっぱり、選ぶことできなかったんですよね!!?
 しょうがないので、年齢別に分かれることになりました。35才までが津島さんと一緒に1グループ。50才までが、岸さんと共に2グループ。それ以上の年齢の方が、さとさんと歌う3グループ。ほぼ、均等に分かれることができました。私たちは津島さんのグループでした。
 「キーはこれでいいかなあ?」と、歌い出しを少し高めに変更してくれる津島さん。歌っている最中には人差し指で指揮してくれたり、歌い終わりには止めの合図をしてくれたりもしました。それが”1グループの隊長”って感じで良かったです(笑)
 そして、すでにゴレンジャーの合いの手やニックネームの呼びかけで温まっていた客席は、見事な輪唱をすることができたのでした。40人が一丸となって(いや、輪唱だから三丸か?)歌う「カエルのうた」…。うわ~い、なんだか盛り上がっていたよ~(感涙)
 それに、さらなる追い討ちをかけるかのように、続いて さとさんから「ゴキブリのうた」の紹介が…(汗) 「ゴキ ゴキ ゴキ ゴキ ブリッ ブリッ ブリッ♪」という、遥か彼方の昔に小学校で歌っていたような、そんな替え歌を教えられ、「カエルのうた」に引き続いて歌うことになったのでした。しかも驚いたことに、下手すりゃ引いてしまいかねない この歌詞を、会場全員が かなりノッて歌っているし! す、すごい…。
 う~ん、確かに「ブリッ」という響きには、なんだか分からない魅力を感じるなあと思ってしまいました。
 それにしても……こおろぎ'73には、どこまでも山田くんとゴキブリが付いてまわるんですね(笑)

(2003.9.26)


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