持ち歌紹介

 こおろぎ'73というグループを会場の皆さんに説明するような流れで、歌った歌の披露がありました。
 ギター伴奏のみで歌われる「元祖天才バカボンの春」! オリジナルよりもスローなテンポで始まりました。ソロ部分は誰が歌われるのだろうと思っていたら、そこはユニゾンで。その後の「特別の愛で~♪」から、さとさんがソロで歌われました。大きな声では言えませんが、最後の「冷たい目で…♪」からは、めちゃくちゃ息が合ってなかったですねー。いや、でも、最後の伸ばしのビブラートは、とってもキレイでした!

 続くようにして、「バンバラバンバンバン♪」を繰り返す皆さん。どんどん早くなっていって会場から笑いが。「ちょ、ちょ、ちょっと待て。何だ、バンバラバンバンバンって」「だって、ここしか歌ってないんだもん」…と、本当にそこだけ歌って終わりでした(笑)

 売り上げが多くて賞を貰った歌…ということで 「がんばれドカベン」が続きました。これは1番全て歌ってくれました。冒頭の音が外れたのはご愛敬。

 続いて、「昔、体操のお兄さんとして一世風靡したような気がする」…と 「それゆけバンバン」を一部分だけハーモニー付きで聞かせてくれました。

 そして、一番大人しかった津島さんの出番が来ました。ヤクルトのCM曲バージョンで 「さいしょのパンダはくろかった」を歌われました。「毎日ヤクルト飲んでるかい♪ 飲んでるかぁ~い!?」と、ここぞとばかりに弾けた津島さんでした。

 いろいろ披露してくれた割に、時間としては短かったような気がします。1番だけとか、ワンフレーズだけでしたもんね。
 もしかしたら、さとさんのMCの方が長かったんじゃなかろうか。さとさんは、ひとつずつの話題に、必ず笑いやオチを持って来てた印象があります。私は変なテンションになっていたので、笑うところ意外でも笑っていたかもしれませんが…。

 

印象に残ってることを徒然に…2

 岸さんと津島さんが退場されると、さとさんだけが残って、次の演奏者を呼ばれました。こおろぎ'73以外にもゲスト演奏者がいたことが、ここで初めて分かりました。さとさんに急かされながら、ヴァイオリニストの女性が二人入ってきて、クラシックとオリジナル曲を披露してくれました。
 ハッキリ言ってしまうと、今回の演奏会で一番美しい音色だったのは、このお二人の演奏でした! 今、さとさんが一押しの演奏家さんなんだそうです。オリジナル曲の演奏が YouTubeなどの動画サイトで聴けますので、興味をもたれたかたは、是非一度聴いてみてくださいね。

 トイレ休憩をはさんで、第2部に入ると、「荒城の月」のロック風アレンジ演奏から始まりました。
 それから、リードギターの方が子供時代に憧れていたヒーローの歌 「月光仮面は誰でしょう」を歌われました。そこまで、あまり目立ってなかったオジサマが、急にヒーローになったみたいで恰好よかったですね。
 次は演歌。岸さんから義父に捧げる「津軽海峡冬景色」。熱唱でした!
 そして、『ピノキオ』の「星に願いを」。あれ、これって、コオロギが歌う歌じゃなかったっけ? それを、こおろぎ'73の岸さんが歌ってる~。そういう繋がりの選曲だったのでしょうか?

 この後、ビートルズになって、昭和グループサウンドになって…と、めまぐるしく曲のジャンルが変わっていきました。そのごちゃ混ぜ状態が楽しかったです!

 「All My Loving」は、原曲よりもキーをあげて歌うとの前ふりはあったものの、出だしの音を聞いた途端、岸さんの血管が切れるんじゃないかと心配しましたが、でも、ちゃんと高い声出てましたよねえ(驚) ちょっと苦しそうだったけど。
 「Yesterday」の方は無理をしている感じはなかったけれど、さっきのダメージが残っているような気がしてしまいました。ラストのハミングが素敵でした。

 熱唱の演歌から ずっとメインボーカルをしてきた岸さん…「ブルーシャトウ」を歌い終わった頃には、かなり限界が近づいてきていたのかもしれません。「今度はあの…巨匠の…巨匠が…巨匠! え~、巨匠の歌を…。巨匠が…」と、”巨匠”を連呼する岸さん。喋りがおかしくなっちゃってました。<こらこら
 でも「夕陽が泣いている」が始まったら、しっかり歌われてましたけどね。

 ここで、ずっとギターを弾きつつハーモニーやコーラスで歌を盛り上げてくれていたサイド・ボーカルの方がメインで 「想い出の渚」を歌われました。
 その後は、今人アレンジ版のベンチャーズメドレー、「タッチ」と、演奏だけの曲が続きました。
 「タッチ」では、「踊りたい方は踊ってください」と岸さんの無茶振り。かおるさんが、101繋がりだと喜んでらっしゃいましたね。花喃さん説では、これは”たっちゃん”繋がりの曲らしいですが(笑)

 最後にアンコールで、再び、さとさんと津島さんも舞台にあがりました。さとさんはギターを抱え、津島さんはタンバリンを渡されました。そして、「こおろぎ'73時代に歌ってみたかったけれど、メンバーに反対されて歌えなかった」というエピソード付きで、全員で 「Diana」を歌ってくれました。秘かに、津島さんのあやつるタンバリンが良かったです! 後から聞いてみると、そこに注目していた人、多かったみたい(笑) 目立たないけれど良い仕事をする津島さんを発見したところで、今回の はっぴょう会は幕を閉じたのでした。

(2012.8.14)

覚え書き

 今回の前橋行きで、新たに見たこと・聞いたことのうち、公開しても許されそうなもののみ書いてみます(笑)

平林さんが撮影したという、岸さんがいた時代の こおろぎ'73の写真を持って来てくれていて、皆でそれを眺めて、キャーキャー言いました。若い~(涎) その中の1枚は、岸さんが今でも持っているお気に入りの写真で、今回、それを撮影したのが平林さんだったことが分かったのでした。

サインを頼まれた さとさんは、日付を「2012年6月」…まで書きかけて、7月1日だったことに気付き、とっさに「6月31日」と誤魔化してました。

さとさんには霊感があって、周りで不思議なことが いろいろと起こるらしいです。

子門真人さんと同じ楽屋だと、自然に歌が始まって、みんなで歌っていたらしいです。

岸さんはニューヨークの5番街で、いきなり背後から「たっちゃん」と呼ばれて驚いたことがあるそうです。振り返ってみると、そこには越部信義先生が立っていたとか。

営業に行った先のホテルで、何を食べてもいいと言われたので、ホテルの一番上のレストランで、好きなものを全部食べたら、後に会社から呼び出された こおろぎ'73。営業のギャラが4万なのに、8万円分も食べていて怒られたそうです。

岸さんが抜けて上野さんが入るまでの 3人だった一時期、イベントの時などには津島さんの弟が代わりに入って、踊ったり歌ったりしていたことがあるらしいです。

さとさんは、ヤマハの財団のイベントを手伝っていたときから、マックとは知り合いでした。

コーラスアレンジはマックがしていました。マックがするから、アレンジャーが手を抜き始めたらしい(!?)

デビューEPの衣装は、ベティスミスのジーンズではないようです。さとさんと岸さんは既製品にサイズが無かったそうで、4人で同じ物を揃えることは無理だったそうです。何故ベティちゃんの顔が付いているのかは覚えてないそうです。

こおろぎ'73の単独コンサート「とっぴんぱらりのぷぅ」の主題歌は、山本正之さん作詞作曲だけど、音盤にはなっていないそうです。タイトルは「ラララこんにちは」(さとさん談) <さとさんの言う曲タイトルは怪しいことがあるので、もしかしたら違うかもしれませんが…とりあえず、歌い終わりは「ラララ~♪こん~にちは~♪」です。

「とっぴんぱらりのぷぅ」では、おじゃま犬の大きな風船があって、それが膨らんでいく演出があったそうです。

さとさんは、2009年に久しぶりにTV出演した際、収録時に、ささきいさおさんからマイクを通して「さとー、老けたなー」と言われたそうです。

さとさんは岸さんのことを「たつべえ」と呼んでました。昔から、そう呼んでいたそうです。

津島さんは、1、2週間ぐらい前に風邪をひいて声が出なくなり、全然練習できなかったそうです。

岸さんが津島さんにコンサートをすることを連絡したら、「聞きにいくよ!」と すぐ言ってくれたのだそうです。「何言っているんだよ、お前も歌うんだよ(笑)」…ということで参加することになったらしいです(笑)

Special thanks:Otomiさん、草吉くん、金太郎さん、みいさん(2012.8.14)

 

 

 

 今人の皆さんと、こおろぎ'73の皆さんに感謝を込めて…☆

 

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