「介護世代Q&A」番組レポート (2008年11月~2010年3月分)

放送を聴けない地域の方にも、どのような番組なのか伝えたいと思い、一部レポートにしてみました。
ただし、個人的主観でまとめてあるので、番組の主旨と外れているところがあるかもしれません。 西日本放送(1449kHz) 土曜 5:00~5:15
パーソナリティ : 佐藤方則 ※検索しても漢字表記を特定できなかったゲスト名はカタカナにしています。お許しを…。
 (聞き逃した部分の補足をしてくれた方に感謝! : みいさん、葉月さん、Kaname父)   2010年
放送日 内容 佐藤さんの一言 ゲスト
 3月27日 昔から いろんな人との繋がりがあった お陰で、手を貸してくれる人が集まる。
病気をしたお陰で、介護される側の目線が分かった。相手には尊敬の念を持って接する。
「思いついたら何でもやって、みんな周りを巻き込むという…台風(笑)」 大田区・久が原
家族会
シラカワ カズヨさん
 3月20日 家族会を始めたいきさつ。
自分の子の手を煩わせるのは嫌だけど、介護施設に入るのも嫌。生活してきた地域で暮らしていくために、自分のできることをしようと思った。
「なんだか、瓢箪から駒が とんとん拍子ですね」
 3月13日 好きな歌で体を動かしながら歌う。
歌詞があやふやなときは体操中心に行う。
体操通りの動作ができなくても楽しければ良し。
「緑のそよ風」荒川少年少女合唱隊
「リンゴ追分」美空ひばり
「(驚)今…ボク…、 5番まで歌詞があるなんて全く知らなくて…(笑)」 音楽療法
中村 嘉奈子さん
 3月 6日 歌うだけで有酸素運動。
歌で昔のことを思い出す回想法。感動の涙は、良いストレス解消になる。
人によって、聴きたい歌のジャンルが違うので、選曲が難しい。
「春よ来い」大坂真弓
「北国の春」千昌夫
「 (認知症の症状が出ているときに) NOって一言言っただけで、形相変わっちゃいますよね。全て受容していくことが大切だと思います」
 2月27日 介護費用にかかった税金に医療費控除の対象となるものがある。おむつも、医者からの使用証明書と購入時の領収書があれば控除の対象になる。
介護サービスとして、訪問看護・訪問リハビリ・通所リハビリ・短期入所療養介護(医療法人の行うショートステイ)・居宅療養管理指導(主治医の往診)のどれかを1つでも受けている場合、訪問介護・入浴介護・通所介護(デイサービス)・福祉系施設で受けるショートステイに対する税金についても控除される。
まだ充分に周知されていないことなので、利用者が勉強しておくことが大事。
「 (てっとり早く、わかりやすく医療費控除について勉強するためには) この番組を何回か聴かなきゃいけないと(笑)」 好日苑ケアプランセンター上池台
介護支援専門員、社会福祉士
マツザキ マサルさん
 2月20日 生きていくことは、社会参加すること。
人との繋がりが希薄になっている現在、ご近所付き合い、助け合いという昔の習慣を次世代に残したい。
「その おせっかい力(笑) これはね、もう正直言って文化ですよ」 大田区
ハヤシ ヨシノリさん
 2月13日 自宅の1階を、仲間の集まる場所へと改装中。
仕事をリタイアした団塊の世代ができること。
お年寄りに合わせた価値観に切り替えることは難しいが、介護にはそれが必要。
「社会的に見たら何でも出来る人たち…、その資源って、もの凄いものがありますよね。それがなかったことにして、ただのジジイ、ババアにされるというのは、我慢できないですよね」
 2月 6日 認知症というだけで人格を否定しない。
新しい記憶や表現方法を失っているだけ。
残っている能力を生かせるように。
相談「急に身体能力が低下した老人が、病院で年相応と診断された」
回答「普段の様子と急変の状況を聞いてもらうことが大事」「ケアマネから病院へ、情報を回せるシステムができつつある」
「介護の世界って発展途上ですもんね。社会の認知もそうだし、方法もそうだし、勉強もそうだし」 さわやかサポート久が原
家族会 世話人
神澤 都さん
 1月30日 家族会をキッカケに、参加者同士の横のつながりもできた。
家族会に、入会費・会費はいらない。
相談「デイサービスに行く度に財布からお金が無くなっている。財布は持っていかないと不安だと言うが、どう対処すれば?」
回答「施設との情報の共有。状況を報告しておき、気を配ってもらう」
「うちの家族会でもね、『すいません、会費いくらですか』『あー、じゃあ五千万ください』なんて冗談で言ったんですけどね(笑)」
 1月23日 大陸からの電波が強くて、半分ほど聞こえませんでした(T-T)
看護師から保健師になった いきさつ。
保健師は、病気のときだけでなく、普段の生活にも関わる。
佐藤さんのあげた症例に対するアドバイス例。
「具体的なアドバイスをしていただく…『この本を読んでください』じゃなくて、ちょっとずつちょっとずつ (人間関係を築きながら、介護をする人に向けて根気よく教えていくことは大事) 」 大田区・好日苑
保健師
キムラ アヤカさん
 1月16日 ケアマネージャーにも いろんな人がいて、得意分野もいろいろ。
日進月歩の介護に関する情報を集め、仲間同士で交換しあい、勉強していくことが大事。
介護者のストレスを理解し、サポートしていかなくてはいけない。
ケアマネージャーと包括支援センターを上手に利用してほしい。
「情報を持っているのと持っていないのとでは雲泥の差」 大田区・好日苑
地域包括支援センター長
土井 栄美さん
 1月 9日 唾液を出すための、舌の運動。
舌を出し、上唇・口の右端・左端と動かす。お年寄りが嫌がるときは、唇に味をつけて、何の味か当てるゲームにする。
口を閉じたまま、歯の表面を舐めるように動かす。
唾液腺の刺激。よく出るポイントをさぐりながら優しく押す。
(唾液の出るポイントは人によって少しずつ違うから) 「後頭部を押したら いっぱい出てきたりして…」 歯科衛生士
イトウ ユカ さん
 1月 2日 食前に誤飲を防ぐための体操をして、喉の機能を維持する。
口を強く締めて「ん」、開けて「あ」と、繰り返し動かす。
首の運動。頭を右・左・下と順番に動かす。
肩をあげて、ストンと落とす。
首回りの筋肉をほぐすと、飲み込むための筋肉もほぐれてくる。
「食堂行ってね、『ラーメン』って頼んでから『あ、ん』なんて (やっていると)、『お客さん、大丈夫ですかー』とか言われちゃいそうですけど(笑)」
  2009年
放送日 内容 佐藤さんの一言 ゲスト
12月26日 小山倶楽部に見学に来て…。
小規模多機能施設の紹介。
地域限定で、登録してある少人数の人に対して、24時間体制で通い・泊まり・訪問の居宅サービスを行う。
利用者一人一人に合わせた対応ができる。
「正直言って、誰がスタッフで誰が利用者かって分かりませんよね。普通だと、スタッフの方ってユニフォームを着てたり…いっぺんで分かるんですけど」 品川・小山倶楽部
施設長
泉 啓司さん ケアマネージャー
土井 栄美さん
12月19日 音楽療法…歌ったり、リズムをとったり、体操をしたり、時には歌にまつわるクイズをしたりもする。
歌をきっかけに思い出したり想像したりして話したいことが膨らんでくるのを、聴いてあげることが大事。
「たきび」眞理ヨシコ
「雪の降る街を」東京レディース・シンガーズ
「一個の曲を聴くと、それについての話って、もう、いっくらでも出てくる」 音楽療法
中村 嘉奈子さん
12月12日 包括支援センターでの主任介護支援専門員の仕事。
介護の世界に入った成り行き。
認知症になったからといって、記憶以外の能力までダメになるわけではない。
ヘルパーはコミュニケーションありき。作業だけすれば良いものではない。
「ちゃんと 一人一人を見なさいよ、と。一対一のコミュニケーションをちゃんと成立させれば、介護も… (もっと楽に、スムーズになる) 」 さわやかサポート久が原
家族会 世話人
神澤 都さん
12月 5日 家族会を始めたきっかけ。
介護をしている人が愚痴を言える場所をつくる。
介護施設内の家族会と、在宅介護者の家族会とでは、語られる内容も違ってくる。
同じ行動に強制参加という形は避けたい。個人個人の趣味・やりたいことがあることを考える。
(ゲストの表現につられて) 「いや、でも、チィチィパッパの所って、まだ、……チィチィパッパって(笑) すごい、言い方がおかしいですけど(笑) いわゆる、集まってきたお年寄りを、みんな強制参加でボール投げやったり… (という状態が”チィチィパッパ”) 。やりたくないことをやらされるのって、苦痛以外のなにものでもないわけで」
11月28日 家族会の存在。
家族会は介護をしている人の心をサポート。
介護経験者に話を聞いてもらうことは重要。
介護では、利用者・ケアマネ・医師が情報交換を密にすることが大切。
「なんで あたしだけーと思っているのが、こういう家族会に来ると、なんだ あたしだけじゃなかったんだ。…っていうだけで気が楽になる」 家族会運営
イロカワ ケイコさん
11月21日 一人で介護はできない。
男性と女性の介護に対する姿勢の違い。<無理をするかしないか
介護保険で使えるサービスは上手に使って手を抜くことも大事。
「 (男性はひとりで完璧を目指しがちで) それで、どっかでポッキリ折れちゃうんですよね。 (中略)だから、男性の介護って、ちょっと危険が多いですね」
11月14日 一緒に雑談をする、介護者のリフレッシュサロンを運営。
同じような立場の人同士で話して、ストレスを発散。
元歯科衛生士でケアマネであったイロカワさんの経歴。
「ケアマネージャーもストレスまみれなんだぁ…」
11月 7日 介護なんでも文化祭に新潟から参加。
同じ経験をしている人たちと話をする機会があることで癒される。
介護の体験談。
「YESを期待した行動がありすぎると、ここまでやったから感謝するだろうとかっていうつもりでやっていると、とんだ足をすくわれますからね」 NPO法人 介護者サポートネットワークセンター・アラジン
会員
イケダ ヨシコさん
10月31日 小規模多機能施設は、利用者の都合にフレキシブルに対応できる。
小山倶楽部での事例。
小規模多機能は できて約3年の新しい制度なので、まだ成長途中。
「 (一番困っている人から優先的にとるという方針のもと、スタッフの離職率ゼロでやってこられたのは、利用者を仕事としてみるのではなく) 一緒に生活するからこそなんですよね」 品川・小山倶楽部
施設長
泉 啓司さん
10月24日 在宅介護でイライラを溜め込んでいる介護者へのアドバイス。
病気特有の症状に上手く付き合う、受け入れる。
敬意をもって接する。
在宅で、家族だけで看ようと思うと、必ず限界が来る。うまくサービスを利用して、心にゆとりを。
「変わることができるのは、僕たち介護者だけですもんね」
10月17日 小規模多機能施設は家庭の延長。
全てのことに馴染みのスタッフが関わる。
介護者の言葉ひとつで、認知症による問題行動のスイッチが入ることがある。症状の特徴をよく知り、どう受け入れるかを考える。→作り笑顔でもいいので、根気よく付き合う
「これは おべんちゃら抜きで、将来の自分たちが こういうところにお世話になりたいと思ってるんですけど」
10月10日 お年寄りたちのスター、アイドル。
脳トレ、筋トレ、心トレ。心のトレーニングは一番大事。
「里の秋」眞理ヨシコ
「旅愁」土居裕子
「一緒に音楽をやってくださってる… (中村さんの存在は)その方たちにとってみたら、やっぱしスターなんですよね、アイドルなんですよね」
「んも~、抱き枕状態(笑)」
音楽療法
中村 嘉奈子さん
10月 3日 昔懐かしい物を見たり聞いたりして思い出してもらう回想法。
歌に合わせて体を動かす音楽体操療法。
「赤とんぼ」松尾香
「炭坑節」三橋美智也
「今の若い方たちが、同じ時代の人たちとカラオケBOXへ行ってアニメの歌かなんかで、みんなで…。若い人たちも回想法をなさっているという…」
 9月27日 介護なんでも文化祭の紹介。
家族会の連携と、介護についての情報発信。
同じ悩みを抱えている人が他にもいることを知れば、介護を続ける力になる。
「自分だけが地獄にいると思ったら、他にも人がいた…ということで(笑)」 世田谷・おしゃべり会
西澤 恵さん
 9月19日 介護士時代の収入と生活。
介護職に就いたキッカケ。
ノウハウや情熱を持った介護現場のプロが、ケアマネになるなど役職をステップアップしたときに、利用者との関係が粗になっていくことが勿体ない。
「百人いたら百人の生活があって、百人のぼけ方があって、それに対するノウハウってのは、そうすると、千…一万ぐらい用意しなくちゃいけない」 大田区・大森医師会 地域包括支援センター
相談員
吉田 晴俊さん
 9月12日 一般人には、介護に関わる人たちの肩書きの違いや、どういう仕事をしているかということが分かりにくい。
ケアマネージャー…介護サービスの内容を決めるケア・プランナー。
介護福祉士…身体介護のスペシャリスト。
社会福祉士…病院と家庭を結びつけるソーシャルワーカー。
「ケアマネって…なんか、モノマネとサルマネの親戚なんじゃないかみたいな(笑)」
 9月 5日 病状・経済状態・希望を参考に施設の紹介をすることの難しさ。
自分の希望に叶う介護施設を見つけるためには、元気なうちから探した方がいい。
どういう老後を迎えるのかを自分で選ぶ時代。
(いい施設とは) 「安くて人情味のあるところ…(笑)」 ケアマネージャー・介護福祉士
ハギワラ サエコさん
 8月29日 家族の介護についての体験談。病院から施設へ。
病院での入院期間には限りがある。
いきなり介護をしなくてはいけなくなったとき、何をすればいいのか分からない人がほとんど。
「 (ケアマネ、医者、看護師というような立場の人ですら) 『あなた、明日から介護をするとなると何をどうしますか』ってったら、だぁ~れも何も考えてなかったんですよ」
 8月22日 介護職についたキッカケ。
利用者再度の代弁者という立場でケースワークを行っているが、税金を使って その範囲内でサービスを行っているので、何でもやれるわけではない。
「やめちゃおうなんて思っちゃうわけじゃないですか…(中略)でも、何かの機会にチャンスがあって、また続けられるって、運みたいなもんですよね」
 8月15日 包括支援センターは、あらゆる相談に乗ってくれる場所。
ケアマネージャーに関する相談も地域の包括支援センターへ。(例:円満に別のケアマネに交代してもらうときなど)
相談だけなら、自分の住んでいる地域外のセンターへ行ってもOK。
「 (センターまで来るってのは)そうとう大きな悩みを抱えているから来るわけですよね。そこで話を聞いて貰えないで、ただリストをもらうとか本をもらう…それだけじゃ、利用者にとっては解決にならないですよね」 大田区・好日苑
地域包括支援センター長
土井 栄美さん
 8月 8日 脱水について。
トイレが近くなるからといって、水分を控えるのはダメ。
水分が取りにくい高齢者には、少量ずつ こまめに。小さな氷も良し。
「脱水っていうと洗濯機という感じがしますけど」
「麦茶に ちょっと お塩入れると、すごくなんか美味しい感じがします(笑)」
 8月 1日 ネーミングの由来。
開業のきっかけ。
コミュニケーションの大切さ。
ビジネスの視点から見た介護。
「儲からないから閉めましたというのが一番困る」 世田谷・高齢者ホーム はまさんの家
代表
伊藤 高義さん
 7月25日 要介護度3以上の方を対象とした高齢者ホームの紹介。
気配りできるのが良いヘルパーさん。
「例えば、3分で お風呂に入れたと、そんなのは技術でもなんでもないんですよ」
 7月18日 介護施設での音楽療法の様子。
参加者の好みに合うよう、様々なジャンルの歌を選ぶ。
歌に合わせて、一緒に声を出す・手足を動かす・手話をする。
「椰子の実」東京レディース・シンガーズ
「みかんの花咲く丘」芹洋子
「うみ」ダーク・ダックス
「ご一緒にどうぞ~(はあと)」 音楽療法
中村 嘉奈子さん
 7月11日 低温やけどについて。
痛みが少ないので、気付くのが遅れると組織が破壊される。
電気あんか、湯たんぽ等を直接肌に付けていると、60度→1分、50度→数分、42度→6時間で やけど。
水疱はつぶさないよう努力する。
傷口を泥や錆で汚した後に発熱があったときは破傷風を疑い、病院へ行くこと。
「湯たんぽの、なんていうんですか、ギジギジの…」 (形)
「水ぶくれって、皮膚1枚だから柔らかいんですよね。しかも、ブヨブヨして…。当人は気になるし。で、まあ、とにかく、1時間に3回ぐらいは見ますよね(笑)」
訪問看護ステーション 看護師
カタダ マイコさん
 7月 4日 やけどの治療について。
すぐに流水で冷やす。軽度の場合は水だけで充分。
水ぶくれ以上の重い症状があるときや、やけどの範囲が広い場合は病院へ。
患部を保護する絆創膏は1日1回取り替える。ラップで代用も可。
湯たんぽは、寝ている間に長時間触れていると低温やけどになるので注意。
「あの~…スイカを冷やすような感じで…?」
(やけどを流水で冷やすときは、流れ落ちる水に直に当てないようにするそうです)
 6月27日 前回のおさらい、脱水について。
脱水状態になるよりは、水分の取りすぎで失禁するぐらいの方がよい。
熱中症について。
救急車を呼んでいる間に、涼しい所へ移動させ、風を送る。脇の下、そけい部、頭を冷やす。
熱中症の治療には点滴が必要なので、軽度でも病院へ行く。
「そけい部というのは…(中略)おまた、お股ですね」
 6月20日 外出中、録音に失敗した…(T-T)  
 6月13日 訪問看護師は、利用者の自宅にて医療と介護 両方のアドバイス、ケアができる。
家族単位で独立して生活するためのサポートをする。
介護保険を使わなくても、医療保険で利用可能。
看護師の力を借りると、自宅で看られるし、みとることができる。
「訪問看護師さんがいなかったら、正直言って どうすればいいか…。おたおたして、結局病院に入院という形だったと思うんですよー」
 6月 6日 家族による介護は、ストレスを感じた時、言葉で責めるなどの虐待に繋がりやすい。
施設に預けようと思った時点で、家族のみの介護には限界が来ているということを自覚する。
介護はプロに任せると考え、家族にしかできないことをする。
「いい大人が集まって、文殊の知恵 搾れば、できないことはないんですけど…集まらないんですよね。普通はね」 (西村さんの元には集まってくるという話) 生活介護ネットワーク副代表
西村 美智代さん
 5月30日 グループホームの見分け方。
何度も訪問して雰囲気を感じとる。建物・設備、スタッフの動き・表情、入所者が地域との繋がりを持てるかどうか。
チームワークがうまくいっている施設はスタッフが辞めない。
「やっぱし見学が一番いいですね。 (本やパンフレットに)おいしいことは一杯書いてあるんですけど、行ってみないと分からない」
 5月23日 自分一人じゃない、同じ経験をしている人がいると知るだけで救われる、楽になる。
家族会という出会いの場を提供するだけ。指導、口出しは必要無し。
本の紹介
「俺一人じゃない、な~んだ、仲間がいたんじゃないか…っていう、それって大きいですよぉ…」
 5月16日 うがいの後の水は飲んでも構わない。
こうしなくてはいけないという思い込みを無くしてみると楽になる。
舌と口の運動「ぱ・た・か・ら」
頬をふくらます運動(あっぷっぷ)
「お茶を飲むということは、口にもいいし、体にもいいし、気分転換にもなるし…という意味では、やっぱし、一服というお茶って大切。(中略)僕なんか、お茶ばっかし飲んじゃう。5杯ぐらい飲んじゃいますが(笑)」 歯科衛生士
イトウ ユカ さん
 5月 9日 いきなりではなく、会話や顔マッサージなどの段階を踏んでから、口の中を見せてもらう。
喋ること、食べることが、口の周りの筋肉のトレーニングになる。
唇の運動「あー・んー・いー・うー」
「 (口内を見せて貰うまでの段階の踏み方が) なんか、あれですね、デート中の男性が女性に、キスまで持って行くような…。ちょっとずつ、気がついたら触られてたみたいな」
 5月 2日 気持ちの持ち方次第で生活が変わる。その気分転換を助けてくれるのが音楽療法。
辛い思い出も懐かしさに変わることがある。
「朧月夜」芹洋子
「”山の端”なんて言わないですよね。もう、万葉集の世界ですよね」
「(難しい歌詞でも) よく読めば読むほど、スルメじゃないけど、味が出てくる」
音楽療法
中村 嘉奈子さん
 4月25日 傾聴ボランティアを始めたキッカケ。
音楽が、初対面の人との会話の糸口になる。
6月6日 楽しく脳トレ 音楽療法コンサート(町田市民ホール?)告知 <電波状態が悪くてよく聞こえなかったので、興味のある方は要確認!
「緑のそよ風」荒川少年少女合唱隊
「なんか、”音楽畑”って”蒟蒻畑”と似ている(笑)」
 4月18日 音楽には即効性がある。
懐かしい 好きだった歌を歌うことで、昔を回想して、それが元気につながる。
「どじょっこふなっこ」藤家虹二クインテット、ひばり児童合唱団
「広義って……広い? …難しい言葉使ってぇ~(笑)」 (噛み砕いた簡単な言葉を使って伝えようと気を配っている佐藤さん)
 4月11日 始めた人間がいなくなっても、はせさんずの活動を継続していくために法人になった。
ボランティアは、そうすることが好きな人、やりたい人がするもの。嫌なことはしない方がいい。
助ける人と助けられる人は同じ目線、同じ立場で。
「 (子どもも介護を通してコミュニケーションの大切さを学ぶし) 認知症の人たちも言いたいことがいっぱいある、僕たちと一緒だということに気がつくと、もうぜんぜん話が楽になってくる」 大田区・たすけあい大田はせさんず
代表
坂口 郁子さん
 4月 4日 現在の、はせさんずの活動を紹介。
自分たちの住みやすい地域を作ろう。
行政の下請けではなく、向かい合ってやっていく。
「正直言って、行政さん、あるいは専門の学識経験者よりも、ちゃんとフィールドワークなさってた方達の方が、やっぱ強いですよね」
「助けるってことは、助けられることと一緒ですよね」
 3月28日 地域の中で、高齢者のための助け合いの場を作っていった経緯。
情報を出したことによって、新たな情報が集まってきた。
「行政の対応というのは、みんなが声をあげても…(笑)…『きいてんのかよ』みたいなものがありますから(笑)」
 3月21日 介護保険の始まる前に誕生した助け合いの会が、はせさんずの始まり。
はせさんずを作ることになった経緯。
大田区の病院マップを作った経緯。
豊かな老後を過ごすためには、国の施策を待っていたのではダメ。
「ピンポン、ピンポン、ピンポーン(笑)」 (同意の言葉)
 3月14日 ピック病について、先週のおさらい。
病気だということを早期発見することで治るわけではないが、患者と共に暮らす生活設計ができるし、介護サービス・支援が得られる。
介護をしている人は、心を健康に保つために息抜きを見つけることが大切。
「心が健康じゃないと、やっぱし、介護って相当危ない、危険なことですよね」
「青筋を立てたら危険信号」
大森・包括支援センター さわやかサポート入新井
看護士
田口 レイコさん
 3月 7日 ピック病とは前頭葉、側頭葉の萎縮からくる病気。認知症の中の約5%を占めると推定されている。
・ 40代後半ぐらいから急に性格が変わる。
・ 同じ時間に同じ行動を繰り返す。
・ 自覚症状無しに軽犯罪(万引きなど)を起こすこともある。
・ 自分が病気だと認識しない。
「 (同じ行動を繰り返す)って…、『カント先生が通ったら9時だ』とかっていう、そういう決まったことじゃなくて?」
 2月28日 介護保険では、必要としている全てのサービスを補えない。利用できるサービスは、個々の状況によって違ってくる。
包括支援センターでは、認知症に関する相談が寄せられることが多い。(他の病気からくる症状とを見分けるためには、専門医の診断を受けることを勧める)
「 (認知症の介護は)頑張らないで頑張って」
「介護する人は、自分が倒れないこと」
大田区・好日苑
地域包括支援センター長
土井 栄美さん
 2月21日 聞き逃した…(T-T)
分かりにくい介護保険制度。
 
 2月14日 誰にでも、介護したりされたりの可能性はある。
認知症になっても、それなりに生活していけるもの。
介護の中から学ぶことは多い。
「ニンニン介護…忍者が忍者を介護する…。忍者じゃないですよね」
(認認介護=認知症の方が認知症の方を介護すること)
 2月 7日 前半を聞き逃した…(T-T)
「かあさんのうた」ペギー葉山
「ペチカ」芹洋子
「歌の力って凄く大きいなっていうのはね、つくづく感じさせていただいてます」 音楽療法
中村 嘉奈子さん
 1月31日 先週の続き。
自分が常識としてきた習慣・生き方とは大きく変わる介護生活を、いかに受け入れられるか。
介護の現場で男性が活躍できることは多い。活躍できると、やりがいも出てくる。
「そうじゃない(介護をしていない)人たちに『がんばってね』と言われると、なんであんなに腹立つんでしょう(笑)」 千葉・稲毛区
スズキ マサノリさん
 1月24日 両親の介護のために仕事をリタイアした男性の体験談。 「自分の親を、自分で面倒みれるんだったら自分で看たいですよね」 (介護は女性がするものだという偏見に対する言葉)
 1月17日 若くして発症することもあるピック病について。
患者を抱える家族の相談窓口として、 きのこグループ の紹介。
経験者や専門家に相談することが大事。
「とにかく、家族だけでやったって、限度がありますからね。自分だけで孤立して、問題をうちに抱え込むのは一番辛いですから」 品川・小山倶楽部
施設長
泉 啓司さん
 1月10日 介護をする者の、体も心も健康であることが大切。
認知症を病気としてではなく、ひとつのパーソナリティとして受け入れ、人として関わっていくことで、よい関係を築いていく。そのことは、介護スタッフの離職率を下げることにもつながる。
「人の言いたいことをうかがうという姿勢、それってコミュニケーションの原点ですもんね」
 1月 3日 小規模多機能 施設「小山倶楽部」の紹介。
日常の延長として、人として当たり前の環境・生活の場を作る。
施設に所属のケアマネによってサービスの計画を立てるので、プランが立てやすい。
スタッフも居て楽しい環境を作る。(スタッフの子連れ出勤OK)
「施設って、ピリピリする人とかテンパッてる人っているじゃないですか」
(小山倶楽部にはそれが無い。皆にとって居心地の良い施設だ、という話)
  2008年
放送日 内容 佐藤さんの一言 ゲスト
12月27日 本の紹介
暴力などの問題行動は自己表現方法。
認知症の方からコミュニケーションを学ぶ。
介護職を育てる重要性。辞めていく大きな理由のひとつは、お年寄りとの間違った関わり合い方によるストレス。
「(介護職は)やればいい、世話すればいい、じゃないですからね。(寄り添い共に生きること)それができると、介護をしている人が癒されたり…、また、お年寄りたちが幸せな顔をしてくれると嬉し~いですよね~」 グループホームぬくみ、くるみ
理事長
西村 美智代さん
12月20日 地域の中で住民が関わりあって一緒に暮らしていく。
それぞれが 自分の出来ることに手を貸す「お互い様」という関係の延長線上に”寄付”や”介護”もある。
「ひとりで耕す畑なんて、ほんのちょっとです。でも、みんなで ちょっとずつ耕してったら、それはもう、日本全国 畑になるわけですからね」
12月13日 歌をキッカケにして話をし、ストレス解消をする。
「雪の降る街を」東京レディース・シンガーズ
「たきび」眞理ヨシコ
「ゆき」タンポポ児童合唱団
「いろんな人と お話をすることで気が晴れたり、悩みが解決したり…そういうことってあります」
「雪はもうやンダ。やめてケレ」
「”おちばたき”って、僕、どんな”はたき”かと思ってました」
音楽療法
中村 嘉奈子さん
12月 6日 聞き逃した…(T-T)    
11月29日 認知症介護指導者について。
認知症の方の残されている能力を引き出し、いきいきと暮らしていけるよう援助していく。
病気であることを受け入れた上で、元に近い家族の関係や生活を作れるようにする。
「僕たちの対応の仕方、僕たちの物の見方が変わるだけで、今度はおばあちゃん(認知症の家族)が、また元気になってくる、にこやかになってくる…ということがあれば、これはもう、どんなに素敵なことか…」 浴風会 認知症介護研究・研修東京センター
小野寺 敦志さん
11月22日 介護家族会について。
体験を共有することで救われること。
介護をしている者の本音。
「うぃーあー のっと あろ~ん」
(『未知との遭遇』より)
世田谷・おしゃべり会
西澤 恵さん
11月15日 顔面体操「あー・んー・いー・うー」×3回。
舌の運動・「ぱぱぱぱぱ」というように5回ずつ、「ぱ・た・か・ら」×3回。
舌の運動は食事前にすると、唾液腺の刺激にもなって良し。
「寝たきりのお年寄りが『んー』なんて…(言っていると、誰かが)『どうした~?』って、やってきそうですけど。ま、そんなことでも、皆の関心を引くのも手ですからね」 歯科衛生士
イトウ ユカ さん
11月 8日 介護は下から目線で。
ドライマウスについて。
唾液腺の刺激の仕方。
「ドライマウスっていうと、乾いた…ネズミ?」
11月 1日 認知症の人の歯のトラブルは気付きにくい。
歯磨きは大事だけど、嫌がるときに無理矢理やらせるのはよくない。
うがいだけでも良い。
うがいの水は飲んでしまっても構わない。
「ニコッと笑いながらできる介護って楽しい」
「プクプクプク…(うがい)」
 番組はまだまだ続いています…  
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