うらしまさとう 

さく・え やしろかなめ

むかしむかし
あるところに
うらしまさとう という
おとこが いました

あるひ
うらしまさとうは
いじめられている
かめを
たすけてやりました

「おいーっ
かめを いじめるなっ
かめをーっ」

 

かめは おれいに
うらしまさとうを
りゅうぐうじょうへと
しょうたいしました

すると うつくしい
おとひめさまが
うらしまさとうを
でむかえました

「ヨロ~」

 

タイや ヒラメは
まいおどり
その うつくしさは
ときの たつのを
わすれるほどでした

「はなせっ
かえせ~~~~っ」

「まあまあ
そんなこと
いわないで…」

 

ようやく かえってきた
うらしまさとうが
おみやげの
たまてばこを あけると

なかから
けむりが でてきて

うらしまさとうは
あっというまに
おじいさんに なって
しまいました

「んのやろーっ」

 

    「エライめに あったじゃねーかっ」
    「ひ~~~~~」

 

    めでたしめでたし

 

Otomiさんに捧ぐ… (2004.3.10)

 

 

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